元記者のエッセイが検索4位に評価されて気づいたこと

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2カ月前。

Webライター未経験として初めてトライアルに挑んだ際の、恐怖と失敗をつづった記事を公開しました。

なぜその記事を書いたのかというと、理由は2つあります。

一つは、自分と同じように、案件に応募する一歩が踏み出せない人に向けて、役立つ情報があればという想い。

もう一つは、将来振り返った際に、当時の記録から、自分の成長を感じられると思ったからです。

誰かに届け。

そう期待を込めて公開してから2カ月が経過した現在。

来訪記録を確認すると、悲しいかな、読まれている気配がありません。

原因はどこにあるのか。

これもSEOの勉強の一環です。

各種分析ツールを使って自分の記事を客観的に解剖してみることにしました。

Googleに誤読された?冷酷なデータが示す現実

まず開いたのは、Googleサーチコンソール(通称サチコ)。

表示されていた数字は残酷なものでした。

流入はたったの1

記事のタイトルが、誰かしらの検索結果の一覧に表示された回数は53回。

2カ月ならば御の字かと。

正直そんな気持ちにはなりましたが、調べてみると、スマホで一覧を目にも止まらぬ早さでスクロールした場合にも、カウント1に含まれるようです。

それを踏まえると、なんとも言えない気分。

ですが、さらに追い打ちとなったのが、クリック数です。

なんと、わずか1件。

この数字を目の当たりにした時は、焦りを感じました。

一応、新聞記者として、書き手の熟練者の立ち位置を自負していたつもりですが。

Webの世界は残酷さを痛感しました。

悔しい気持ちでほかの項目も分析してみることに。

ブログ全体の記事の平均掲載順位は15.8位。

まあまあ、悪くない数字ではないでしょうか。

この記事単体の順位はというと、18.7位でした。

全体の平均と比べても低い結果。

苦戦している状態と言えます。

では、検索されたキーワード(クエリ)はどうか。

どんな検索をされて一覧に表示されたのか。

これも芳しくない結果に。

自分がメインで狙っていた検索ワードである「Webライター トライアル」はゼロ。

代わりに「シナリオライター 未経験 なれない」といった、記事内のごく一部の失敗エピソードを切り取った極めてニッチな言葉が挙がっていました。

求人記事と勘違い?

Google広告のキーワードプランナーのツールに変えてみます。

記事のURLを読み込ませて、記事からどんなキーワードが解析されるのか。

すると、Googleが表示した関連キーワードには、「記者 求人」「ライター 募集」といったフレーズが目立っていました。

これはどういうことなのか。

「未経験」「応募」といった単語の羅列から、「記者がライターへの転職・求人を斡旋するページ」だと、誤認してしまったのか。

ひょっとしたら、その要素が強いのかもしれない。

記事の構成やキーワードのバランスなど。

リライトする上で良いヒントをもらえた気がします。

シークレットモードから見えた検索結果のリアル

調査を終えた時の感情は良いものではありませんでした。

なにくそ。

じゃあ実際に検索したら、一覧にはどう見えるの。

悔しいあまり自分で目にしてみないと現実を受け入れなかったです。

検索には、過去の履歴などの影響を受けないシークレットモード(ブラウザ)を使用。

本来届けたかった「Webライター トライアル」を打ち込んでエンター。

すると、信じられない光景が目の前に。

なんと、自分の記事が検索1ページ目の、しかも上から4番目に鎮座していたのです。

その堂々たる姿やいなや。

自分が生み出した記事の健闘ににやにやが止まりませんでした。

おおっ。と、それは声に上げるほどびっくりしました。

原因を調べてみると、サチコのデータは過去の蓄積であるため、実際の検索順位がデータとして反映されるまでにはタイムラグがあるようです。

おそらく、公開直後は検索の奥底に沈んでいたこの記事が、時間をかけてGoogleが再評価。

つい最近になって上位へ浮上してきた結果なのではないか。

そんな結論に至りました。

いずれにせよ、1ページ目の4位という揺るぎない現実がそこにはありました。

なぜ、失敗談が上位を取れたのか?

検索結果の1ページ目の記事を見渡してみて、疑問に思ったことが一つ。

それは、自分の記事のすぐ下に、noteの素晴らしいノウハウ記事が表示されていたこと。

記事を確認すると、フォロワーも多く、たくさんの高評価が付いていました。

なぜ、無名の自分の記事が、人気noteよりも上に表示されたのか。

Googleが何を評価しているのか。

分析を進める中で、2つの仮説に行き着きました。

① AI時代に渇望される泥臭さ

ネット上には、AIで量産されたテンプレ記事が溢れかえっています。

そんな中で、Googleのアルゴリズムは「Experience(経験)」を優遇し始めているようです。

手が震えた。

記者の裏取りの習性が仇になった。

そんな自分の生々しい失敗談が、独自コンテンツの一次情報として評価されたのかもしれません。

② 「元新聞記者の挑戦」というブログ全体のテーマ性

noteの記事は、有益で素晴らしいノウハウが盛り込まれ、自分も参考にさせてもらいました。

記事単体で見ると、ノウハウと失敗談という違い。

では、媒体全体で見ると、どうか。

自分のブログのテーマの一つが、元新聞記者が未経験からフリーランスに挑む記録。

日々の葛藤や失敗を継続的に発信してきました。

検索エンジンは、記事単体だけでなく、メディア全体の内容を評価するという情報を目にしたことがあります。

一貫したテーマ性を評価してくれて順位が上がった?

まさにそのノウハウが体現されたかのように感じました。

終わりに

一つの記事をここまで詳細に分析したのは初めてでした。

表示順位はうれしかったですが、実際に読まれていないことも事実。

数字に一喜一憂し、改善していくのがライターの努めであり、やりがいです。

今回その手法を体感したのはとても良い経験になりました。

ただ、もう一つ再認識したことがあります。

それは、自分が書きたい、伝えたいと思ったことの大切さです。

もちろん、数字の成績が良く、多くの人に読んでもらえるに越したことはありません。

しかし、数字にこわだりすぎて、自分の軸を曲げるのは嫌だなとも思いました。

汗をかき、時に冷や汗を流した体験談を書き残す。

これはこれからも書き続けていきたい。

今度はそれを如何にして読んでもらえるのか。

ビッグキーワードには現状太刀打ちはできません。

現実的なのはロングテールキーワード。

その戦場でどう戦うか。

それが今後のブログ記事のカギになってくると思っています。

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